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世界卓球選手権大阪大会 孔令輝(コンリンホイ) vs 王励勤(ワンリチン)

2014/06/09
2001年に大阪で開かれた世界卓球選手権の試合の動画です。シドニーオリンピック金メダリストで現在中国女子代表チームを勤めている孔令輝の現役時代の動画です。懐かしいですね。

赤のユニフォームが孔令輝です。体格は普通の選手ですが、前陣でのカウンターと台上処理が得意な選手でした。17歳で世界チャンピオンになるという偉業を成し遂げた選手です。また中国卓球チーム初のシェークハンド攻撃型の世界チャンピオンでもあります。

現在の中国卓球チームのシェーク攻撃型のスタンダードなった選手といえるでしょう。彼以降、シェーク攻撃型の打球タイミングはますます早くなっていった印象があります。王励勤の世代以降はよりスピードにパワーを加えた超攻撃卓球になり、台から離れても強烈なバックドライブやフォアドライブでヨーロッパの選手とも互角に戦えるようになっています。

当時、日本のシェーク攻撃型は相変わらずバックハンドをはじめあらゆる点で世界水準から劣っており、水谷隼の世代が成長するまで低迷を続けることになります。

このとき日本は地元開催にもかかわらず男子チームは良い結果を残せませんでした。松下浩二や偉関晴光、田崎俊雄といったベテラン選手頼みで若手の育成が遅れていた日本はこのあと暗黒時代に入ります。日本経済も不景気で就職氷河期といわれていた時代とかさなり個人的にはあまり良い印象のない大会でした。