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卓球ペン表ソフト速攻型の4つの戦術

2014/06/08

ペン表ソフト速攻型の戦術まとめ

対シェーク攻撃型

ショートサービスからの相手のミドルやフォア側への3球目攻撃が効果的です。このときドライブ攻撃よりも角度打ちのほうがよいです。理由はシェークドライブ型が主流なので角度打ちに対応できない選手が多いからです。

サーブは下回転とナックルの縦回転の組み合わせで3球目を狙うか、横回転サーブを払わせて3球目を狙うというのがセオリーです。

また、相手のドライブ攻撃に対してはプッシュショートよりもナックルブロックで短く止めるのが有効です。

対ペン表ソフト速攻型


ポイントは相手に角度打ちをさせないことです。角度打ちをカウンターするのは至難の業なので、ドライブをかけさせます。そのためには台上で先手を取る、コース取りに細心の注意を払う必要があります。

サーブは相手のフォア側にハーフロングの下回転サーブが有効です。台上が得意な相手にはドライブしようか迷うくらいの長さのサーブは苦手な傾向にあります。仮にドライブされても裏ソフトほど強力なドライブは来ないので十分対応できると思います。

対ペンドライブ型

昔、中国選手やヨーロッパ選手が日本のペンドラ潰しに使った戦術があります。フォアに大きく動かしてからバックサイドに返すという作戦です。ただし、裏面打法やバックハンドを振ってくる相手には効果が薄いです。

回り込ませてフォアドライブを打たれると厄介なので、バックサイドに長いツッツキレシーブをするのは禁物です。

下の動画ではバック対バックのラリーからフォアへ大きく揺さぶり得点するシーンが見られます。相手が強いペンドラだといきなりフォアへレシーブすると打たれるのでバックにくぎつけにして一瞬のすきを狙うという感じでしょうね。



対カット型

カットマンに強いペン速攻は角度打ちと強烈なドライブを状況に応じて使い分けができます。言い換えればこの2つの技がないペン速攻はカットに対して弱いです。まずはカットに対する角度打ちとドライブをマスターしましょう。

カットに対する基本戦術は前に寄せて叩くことです。このとき、相手にストップすることを悟らせないことが重要です。打つと見せかけてストップ、ストップとみせかけて強打・・・このように、相手の予想を裏切るプレーで崩していきます。

カットマンは前後に揺さぶるのが鉄則です。逆に左右に振り回すのは良くないです。

もう一点、これはかなり高度な技ですが、ナックルドライブをマスターするとスマッシュチャンスを作り出せます。ただし、強烈なドライブを打てないと効果はあまりないので注意しましょう。

下の動画は松下浩二vs加山兵伍の試合です。表ソフトvsカットマンの貴重な動画です。


後の先を狙う戦術

一般的にはペン速攻は先に攻撃を仕掛けていく戦術が一般的ですが、相手に先に打たせてから狙う戦術があります。ブロックに自信があることが前提ですが、安定した試合運びができます。

長い横回転系のサービスを出して相手に先にドライブさせます。それをブロックまたはカウンターで狙い撃つという戦術です。フォア、バックの切り替えを素早く、そして相手のプレーを予想する能力があればこのような戦い方も可能です。



変幻自在のコース取り

当ったときは強いが、負けるときは簡単に負けるという選手に見てほしい動画です。元中国代表のペン表の選手ですが、実に安定した試合を見せます。

その秘密が相手のボールの勢いを利用したカウンターと多彩なコースに打てるブロック技術の高さです。この動画にペン表の全てが詰まっているといっても過言ではありませんね。