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張継科 vs 呉尚垠(オサウン)  卓球ワールドチームカップより

2014/07/03
世界卓球2011で男子の世界チャンピオンになった張継科の強さの秘密は何でしょう?技術面に関して言えばひとつはチキータを左右に打ち分けられるという点ではないでしょうか?

チキータ自体は世界トップの選手にとって特別な技術ではありませんが、彼はチキータを使う割合がかなり高いです。バックに来た短いサーブに対してはほぼ全部と言っていいくらいチキータを使います。

彼の手首は相当鍛えているのではないでしょうか?回転の変化もかなり効いているのでしょう。だから対戦相手がチキータに対して強打する場面が余り見られません。

そして3球目のドライブですが、台上の短いボールに対してもほとんどミス無くドライブが入ります。そしてコースが厳しいです。張継科のドライブのスピードは世界トップ選手の中では並ですが、スイングがコンパクトでコースが読みづらいのだと思います。

彼の卓球はかつての孔令輝を思い出させます。彼もパワーヒッターではありませんが、前陣での高速ラリーに強い選手でした。張継科の卓球は日本選手にとって参考になるコンパクトな卓球だと思います。