強烈なトップスピンの効いたドライブを低く返すには次の4つがあります。ちなみに下の4つのアドバイスは元祖ミスターカットマンの藤井基男さんの教えです。
1,スイングスピードを上げる
2,カットの打球点を低くする
3,ラケットの角度を垂直に近づける
4,ラバーを粒高に変える
動画のリ・グンサン(北朝鮮)もバック面に粒高ラバーを使用したカットマンでした。
1のスイングスピードを上げるのは一朝一夕にはできませんが、残りの3つの改善方法は即効性があると思います。
2のカットの打球点を落とすですが、パワードライブを打たれたときに素早くバックステップして距離を取ることが重要です。打球点を何センチ下げるかですが、ラケット角度やスイングスピードが同じと仮定します。その場合、標準のカットの打球点より25センチほど下げるとネット上5センチのところを通過する低いカットとなります。
※ただし、38ミリボール時代の設定なので、現在では誤差が生じると思います。
3のラケット角度を変えるのも非常に簡単です。スイングスピードや打球点を変えずともラケットの角度を床に対して90度に近づけるだけで低いカットになります。中国選手の前陣カットはラケット面が垂直に近く、非常に低いカットになっています。
4の粒高ラバーでのカットですが、松下浩二さんがヨーロッパや中国の強豪選手のパワードライブを返すときにラケットを反転してフォアカットを粒高ラバーで行っていました。
粒高ラバーは弾まず、トップスピンをバックスピンに変えてしまう性質があるので低いカットをしやすいです。
あまりも強烈なドライブでラケット角度や打球点の変更だけでは対応できない場合は、反転技術による粒高ラバーでのカットを取り入れるのも一つの選択肢だと思います。
4に関しては、自分のスイングを変えずに済む粒高ラバー選びが重要になるので用具の選択がうまく行かない場合は、自分の卓球がおかしくなってしまう可能性があるので慎重に・・・・。
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