編集

卓球の粒高ラバーの種類と特徴

2014/06/08
粒高ラバーの特徴

粒高ラバー(イボ高とも呼ばれる)は表ソフトラバーよりも細く柔らかい粒がたくさん並んでいます。

このラバーの最大の特徴はボールの回転を逆にして返すことです。

具体的には下回転→上回転、上回転→下回転、左横回転→右横回転・・・といった具合です。

複雑な回転のサービスが得意な選手ほど、粒高ラバーの選手には苦戦します。次に帰ってくるボールの回転が予測不可能になってしまうからです。

ただし、粒高ラバーにも弱点があります。それは回転をかけるのが苦手ということです。このラバーは相手のボールの回転を利用するので裏ソフトにような強烈なドライブやバックスピンをボールに加える事ができません。

粒高を攻略する方法としてナックルサービスを出せと言われるのはこのためです。

もう一つの弱点はスピード、飛距離がでないことです。台から下がってしまうとカットで凌ぐのが精一杯です。

ですから粒高を使う選手はペンであろうがシェークであろうが必ず裏ソフト(まれに表ソフト)とセットで使います。裏ソフトでボールに回転やスピードを加え粒高で複雑な変化にして返球するという戦い方になります。



粒高ラバーの種類

同じ粒高ラバーでもスポンジありとスポンジなしの一枚ラバーに分けられます。スポンジありのほうが安定性があり角度打ちやスマッシュ、ドライブがやりやすいという特徴があります。その代わり変化が落ちます。

スポンジ無しの一枚ラバーはその逆です。変化が激しい代わりボールコントロールが難しくなります。スマッシュなどの攻撃も難しくなります。

最近、GrassD.TecSといった海外の粒高ラバーが注目されています。値段は高いですが、変化性能が素晴らしいとのことです。女子の世界トップクラスカットマンも使用しているとのことです。ボールの軌道が予測不能な変化をするということで国内のアマチュア選手も多く使用しているようですね。


グラスディーテクス性能紹介動画