ワルドナーvsカールソン：ヨーロッパトップ12（1993年）より

1993年というとスウェーデン卓球の黄金時代ですね。世界卓球選手権の男子団体で中国チームを破って5連覇を果たしたのもこの時期です。

この試合はいまや卓球界の伝説となったワルドナーとチームメイトのカールソンの対戦です。

ワルドナーの守りに注目してください。ドライブを連続で打ち込まれても何本も返し続けます。攻めている方がいつのまにか反撃をされたり、逆コースをつかれてポイントを失っています。

ワルドナーのすごさが分かるのはあまり左右に振り回されるないところです。相手の返球コースを限定させたり、次に返球してくるコースを予測する能力が非常に高いと言われています。





カールソンも前半はワルドナーと互角の戦いをしていたのですが、後半になるとワルドナーが主導権を握ります。

相手の意表をつくバックハンドのブロックとフォアハンドのカーブドライブとシュートドライブが効果的でした。

カールソンもフォア・バックともに強力なドライブを打てるパワーヒッターですが、ワルドナーのブロックを打ち抜くまでには至りませんでした。