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トップ選手はフォアハンドは右足前で打つ:左足前は時代遅れ?

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この動画を見たときははじめは何の変哲もない卓球のフォア打ちと思っていたのですが、よく見ると右足前になっています!(もちろん右利きの選手です)

ちなみにお手本は卓球プロコーチの新井卓将さんです。

昔から右利きの選手はフォアハンドは左足前で打てと教えられてきましたし、現在の卓球の指導書も(平行足に近い)左足前で構えるのが基本と書いてあります。



昔、フランスのガシアン選手(1993男子世界チャンピオン)が日本の講習会でフォアを右足前で打球しているのを見て日本の指導者は『世界チャンピオンなのに基本ができていない』と言って馬鹿にしたとかなんとかという話がありますが、それから20年近く経過した現在では認識は変わったのでしょうか?

少なくとも地方のアマチュアレベルでは『右足前で打つのはおかしい』という人がほとんどです。

ですが、バックハンドや裏面打法を多用する選手は右足前のほうが絶対に有利ですね。なぜならフォアとバックの切り替えがスムースになるからです。

フォアハンドは逆足つまり右足前でも打てますが、バックハンドは右足前でなければバックスイングを取って強打をすることが不可能です。(左足前だと体を左方向にひねれません)

実際に試してみると分かりますが、フォアからバック、バックからフォアへの連携が非常に速くなります。最初違和感があるかもしれませんが、両ハンドのラリー重視の選手は試してみる価値はありますね。

ただレシーブの姿勢のときは左足前が基本なのかな?状況によってスタンスを切り替えるのかもしれません。このあたりはトップ選手の試合を見て検証していきたいと思います。

※ 右足前は前陣での高速ラリーに対応したスタンスだと思います。ロビングをフォアでスマッシュするときやパワードライブを打つときは左足前に切り替えましょう。ロビングやカットを打つときは時間的余裕があるのでスタンスを切り替えられます。逆に高速ラリーのときにスタンスを切り替えるのは非常に困難です。