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グレイザー09C レビュー:ディグニクス09Cの「劣化版」ではない――圧倒的な安定感が生む "勝てる" 卓球

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Catchphrase: 自分の腕を疑う前に、この「はとこ」を信じろ。 Score: 性能 ⭐️⭐️⭐️⭐️☆ / コスパ ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ / 安定性 ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ Target: - ✅ こんな人におすすめ: 粘着テンション特有の「回転」を武器にしつつ、ミスを劇的に減らしたい中級者・学生選手。 - ❌ こんな人は買うな: 振らなくても勝手に飛んでいく「オートマチックな弾み」だけを求めている人。


はじめに:高価な「09C」への回帰、その前に。

卓球界を席巻する粘着テンションの最高峰「ディグニクス09C」。しかし、その圧倒的な性能の裏には「1万円超え」という高価格と、プロ級のスイングスピードを要求する「使いこなしの難しさ」という高い壁がありました。

「性能はいいけど、高すぎて手が出ない」「自分には扱いきれない」……。 そんなプレイヤーの救世主として登場したのが、今回紹介するバタフライの「グレイザー09C」です。

「ディグニクスの廉価版でしょ?」そんな先入観を持っているなら、もったいない。WRMのガチ試打レビューでは、トッププレイヤーのヤブキ氏から「20点」という衝撃的な評価も飛び出しました。なぜこれほど評価が割れるのか? その正体を深掘りします。


🔍 プロの視点 / ディープ解析 🏓

「打球感」の言語化:掴み、放つ、驚異の安心感

グレイザー09Cの最大の特徴は、上位モデルのディグニクス09Cよりも「自分の手で操っている感覚」が強いことです。

ディグニクスが「板で弾き飛ばす」ような猛烈な反発力を持つのに対し、グレイザーは「一度懐にしっかり収めてから、狙った場所へ放り込む」ような重厚な球持ちがあります。

文字起こしデータによると、ヤブキ氏は「飛ばない、弾まない」と20点という厳しい評価を下していますが、これは裏を返せば「インパクトの強さに比例して正当に飛ぶ」ということです。オーバーミスに怯えることなく、全力で振り抜ける安心感は、中級者にとっては何物にも代えがたい武器になります。

技術との相性:下回転打ちで化ける

特筆すべきは「対下回転ドライブ」の安定性です。 微粘着シートがボールを確実にグリップするため、持ち上げやすさは抜群。弧線が非常に高く、相手コートの深い位置に突き刺さるようなドライブが、面白いように入ります。

卓球ラバー グレイザー09C バタフライ BUTTERFLY 裏ソフト テンション
卓球ラバー グレイザー09C バタフライ BUTTERFLY 裏ソフト テンション
4,835円
圧倒的な安定感。ディグニクス09Cへのステップアップとしても、完成された中級者向けラバーとしても最高の一枚。

用具の組み合わせ:木材よりカーボンか?

今回の試打では、名作木材7枚合板の「SK-7」が使用されました。しかし、ヤブキ氏の感想は「もっと飛んでもいい。カーボンの方が良さが出るかも」というものでした。 グレイザー09C自体の弾みが控えめな分、アウターカーボンなどの弾むラケットと組み合わせることで、粘着の回転力とカーボンのスピードを両立した「黄金構成」が完成する可能性があります。


🎙️ 【生の評価】試打現場のリアルな掛け合い

文字起こしから、特に本質を突いたやり取りを抜粋しました。現場の空気感を感じてください。

ぐっちぃ氏: 「(ディグニクス09Cとは)いとっこ?はとっこ? ... ハトコくらいです」 解釈: 開発の血筋は同じだが、性能のベクトル(扱いやすさへの特化)には明確な「距離」があり、決して単なる劣化コピーではないことを示唆しています。

ヤブキ氏: 「当てたらダメだからかけた方がいいんだ。分かってるかい?」 解釈: 楽をして飛ばすことを許さないラバー。だからこそ、正しいスイングで「回転を掛ける」という卓球の本質を教えてくれる「指導者」のようなラバーです。

評価の分かれ目: - ぐっちぃ氏 (47点): 「コントロールが抜群。誰にでも勧められる。」 - ヤブキ氏 (20点): 「全国大会レベルで戦うなら、もっと威力が欲しい。」

この点数の差こそが、グレイザー09Cの立ち位置を如実に物語っています。


📊 徹底比較:ディグニクス09C vs グレイザー09C

項目 ディグニクス09C グレイザー09C
打球感 非常に硬く、爆発的 硬いが、しっかり食い込む
弾み SSS(強烈) A(適正・控えめ)
スピン SSS(最高峰) SS(肉薄する回転量)
安定性 B(技術が必要) SSS(鉄壁の安定感)
価格 10,000円前後(高嶺の花) 5,000円台(驚異のコスパ)
推奨レベル 上級者・プロ 中級者・学生・一般主力

💡 結論:「買い」か「止め」か?

結論から言えば、「自分のフォームを固めたい学生や、ミスを一発で消し去りたい一般プレイヤー」なら、迷わず買いです。

全国トップレベルで「一撃の威力」を競うのであれば、ヤブキ氏のように物足りなさを感じるかもしれません。しかし、多くの市民プレイヤーにとっての勝機は「威力」よりも「ミスをしないこと」にあります。

もし、あなたが「最近ドライブのミスが増えた」「もっと自分の力で回転を掛ける実感を持ちたい」と感じているなら、グレイザー09Cは最高の相棒になるはずです。


元動画:【卓球】ヤブキに初めてグレイザー09Cを打たせてみた!【WRM-TV】

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