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馬琳(マリン)vs柳承敏(ユスンミン):クウェートオープンより

2014/06/15
ペンホルダーの凄さがわかる試合です。卓球を極めた男たちの戦いはすさまじいの一言。まずドライブの打点がとても早いです。馬淋(マリン)も柳承敏(ユスンミン)もボールがバウンドする地点を予測して、高速のカウンタードライブを放ちます。

圧巻なのは馬淋(マリン)の回り込みバックストレートへのフォアドライブです。ほぼ一撃で決まります。あとフォアクロスへのドライブのコースが厳しすぎます。



サイドラインぎりぎりを狙ったコースにドライブを打たれたらよほど足腰を鍛えていないと触れることも難しいでしょう。その厳しいコースへのドライブをさらにカウンタードライブで返球するのだからやはりこのレベルの卓球選手はみんな超人ばかりですね。

あとツッツキやバックショートといったレシーブ技術や守りの技術もすごいです。こういったつなぎの技術も世界トップの選手は完成度が高いですね。参考にしたいです。

あと技術だけでなく予測能力も高くなければ世界では戦えないことが分かります。

バウンド直後にカウンタードライブで狙うのは反射神経だけでなく先を読む能力もなければ難しいと思います。

卓球は100メートル走を全力疾走しながらチェスをするようなものと例えた国際卓球連盟の荻村会長の言葉の意味が決して誇張ではないことが分かると思います。