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卓球のラバーや戦型を変えて成功した例

2013/04/07
ラバーやラケットの変更やプレースタイルの変更は頻繁には行わない方がいいという考えもありますが、逆に変更したことで成功した選手もいます。

成功例1 カットマンからアンチラバーを使用した攻撃型へ

元中国ナショナルチーム総監督の蔡振華は元はカットマンでしたが、シェーク裏面+アンチラバーの異質変化攻撃型で世界選手権2位まで勝ち上がりました。両面同色ラバーが認められていたので可能だったプレースタイルですが、回転のかかったドライブとナックルボールの違いが分からず天才ワルドナーですら凡ミスを連発したという逸話もあります。その後、ルール変更で現在の赤と黒の2色になりました。現在では全く同じ変更は難しいでしょうが、カットから攻撃への大胆な変更は参考になるかも?

成功例2 裏ソフトから表ソフトへの変更

斎藤清と同時期に活躍した糠塚重造選手の例があります。ペンドラから速攻への転向です。もともと前陣でプレーしていてスイングもコンパクトだったので表ソフト向きにプレーをしていたということもあり、表ソフトに変更して大成功!のちに世界選手権代表、全日本王者まで登りつめました。

成功例3 攻撃型からカットマンへ

韓国の朱世赫はもとは攻撃型でしたが、カットへ転向した選手です。ご存知、現在のフォアは攻撃、バックはカットのスタイルの流れを作った選手です。

他にも同じ種類のラバーでもラケットの材質、ラバーの厚さなどで変わってきます。カットの渋谷浩選手は大学時代、ラバーが合わなくて何十種類も試したとか・・・・。

ちなみに中国ナショナルチームには用具の倉庫があり、選手はあらゆるメーカーのラケットとラバーの試し打ちができるそうです。中国選手もトップ選手は用具選びに余念がないようですね。

用具で選手生命が左右されるスポーツは卓球が一番だと思います。いろいろ試してみて悔いのない卓球人生を歩みましょう。