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恐るべし中国卓球:小学生の多球練習がすごい

2014/06/08
卓球が上手くなりたい!たくさん練習しているのに上達しない、試合で勝てない・・・という悪循環になっている理由は間違いなく卓球のお手本を知らないからです。

専門用語でお手本のまねをすることをモデリングといいますが、できるだけレベルの高い選手の真似をすることが重要です。

そのためには卓球の本を読んでいるだけでは難しいです。なぜなら、連続写真を見ても実際の動きをイメージするのが難しいからです。次の動画を見てください。





いかがでしょうか?中国人の小学生くらいの卓球選手の動画ですが、田舎の卓球部ではまず歯が立たないのではないでしょうか?下手すると大人の選手でも負けるかもしれません。

ちなみに彼らは中国では並みのレベルの選手です。かつて中国から気化した小山ちれさんが「中国には福原愛ちゃんくらいの小学生は何万人もいる」と発言していましたが、決しておおげさな話ではなかった思いしらされます。

なぜ、中国の卓球は強いのでしょうか?ひとつは中国で卓球を指導するコーチはみな元卓球経験者でなおかつレベルが高い人ばかりだからです。多球練習の球出しも上手ですし、打法の理論も学んでいます。日本の公立学校のクラブ活動での卓球選手の基本と中国人の小学生の基本は全然レベルが違います。

日本人の小・中学生でも中国人コーチからの卓球指導を受けようと思えば可能です。ただし、地理的な事情や金銭的な事情で中国人コーチからの指導を受けることが出来ない人がほとんどだと思います。

しかし、最近ではパソコンで中国卓球の基礎を学べる時代になりました。う~んいい時代になったものです。

福原愛平野美宇などの女子のトップレベルの選手は間違いなく中国の卓球理論に基づいた指導を受けています。男子でも全日本選手権5連覇を果たした水谷隼選手も中国リーグに参戦し、中国人のコーチから指導を受けています。

逆に最新の技術を知らない選手たちは、どんどん抜かされています。それは今年の全日本選手権で平野美宇ちゃんをはじめとする小学生たちが、インターハイ代表レベルの高校生や社会人を破った例を見れば明らかです。

これからもその流れは続いていくのではないのでしょうか?