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ドイツ製テンションラバーのラザントシリーズを中級者が比較した結果

2014/07/03
卓球王国でアンドロ社のラザントシリーズを中級選手が試打する企画がありましたが、なかなか参考になりますね。

アンドロ社のテンション裏ソフトにはヘキサーとラザントの2種類がありますが、ヘキサーは初速が速く、ヘキサーは回転がかけやすいという特徴あります。バタフライのブライスとテナジーのような感じですね。


3種類全部試すにはお金がかかるからこういう企画は助かります。

ラザント、ラザントターボ、ラザントパワースポンジの3種類がありますが、それぞれの特徴をまとめました。価格は税抜きで5300円です。テナジーよりは少し安いですね。インターネットの卓球ショップならもっと安く買えると思います。

まずスポンジの硬さはラザントターボ>ラザント>ラザントパワースポンジでラザントターボが一番硬いです。シートの素材はラザントが硬く、他はすべて柔らかめです。


中級選手の試打の結果は以下のとおりです。

ラザント

中国製ラバーに近い打球感で直線的な弾道が出る。パワーヒッター向け。非力な選手は性能を引き出すのが難しい。

ラザントパワースポンジ 

ラザントよりも軟らかく非力な選手でも使いやすい。弾道が弧線を描くのでボールのコントロールが安定する。

ラザントターボ

一番硬いにも関わらずグリップ力がよく回転性能が抜群。体勢が崩れた時やスイングが小さくてもしっかり回転がかかる。弾道は弧線を描きネットミスが少ない。

というわけでジュニアの選手や非力な選手、技術レベルが低い選手はラザントターボが一番のおすすめになりそうです。硬い打球感が嫌いな人はラザントパワースポンジがいいかもしれません。

逆に男子のパワーヒッターなら間違いなくラザントになるでしょう。癖のある回転のドライブでラリーに有利に立てると思います。

シェークハンドのバック面に何を貼るべきか?

バック面に軟らかいラバーを貼ると全体の重量を抑えて、かつフォア面のラバーの打球感も軟らかくなる効果があるとのことです。実際に試打したところラザントの直線的な弾道がやや弧線を描くようになったとのことです。もちろん中級レベルの選手の試打の結果です。

中国選手もバック面には日本製のテンションラバーを使っていますが、フォア面の中国製ラバーの打球を安定させるためなんでしょうね。

おまけ

下に国際卓球さんが企画したラザントの試打動画もあるので参考にしてください。